鍼治療について
わが国ではすでに鍼治療は公認された医療の一方法として日常的に広く行われています。この治療の作用機序は中国の伝統的な健康と疾患に対する考え方に基づいており、体の『気』という考え方が基本的にあるのです。
この『気』の証明は西洋医学的にはまだ不充分です。しかし、効果については西洋医学的に証明されており、適用についてはさらに検討されています。
米国においては1992年現在、6,500人の鍼灸師がおり、そのうち3,300人は国家認定を受けています。従ってFDAでも現実を踏まえてこの方面の研究を積極的に進めつつあります。(NIHデータによる)。
アーユルベーダ療術について
アーユルベータ医学はインドで5,000年も前から行われて今日に至っている民間療法です。
この医学の基本原理は、いわば精神的なストレスが病気を引き起こすとしていることです。従ってこれをトレーニングで治そうと試みているのです。
わが国でもアーユルベーダ医学の信奉者は多くいます。本家のインドではアーユルベーダ医学と近代西洋医学の両方が実地医療の場で行われています。米国では1985年に2万5,000人の患者がアーユルベーダ治療を受けており、北米では10の診療所が設けられています。その適用並びに作用機序について現在西洋医学的に広く世界的に研究されています。
脊椎指圧術(カイロプラクティック)について
この方法は日本でもすでに一部の人々で行われています。この方法はもともと米国で発展させてきた方法で、今日では広く米国内に普及しています。1993年の時点で、免許を持った脊椎指圧師は米国で4万5,000人いるとされています。そのヘルス・ケアの内容は本書の中で述べているように様々ですが、彼らは外科や薬は用いる事はできません。
現在、米国でこの治療を行う人々は、米国医師会と共同してこの治療法の有効性を証明しつつあります。

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